本・漫画の人気おすすめランキング

太宰治の短編小説です。彼が亡くなる1年前に発表された作品です。性格が破綻した詩人の妻の目線で書かれた作品です。

「登場人物に感情移入」しないと感想が出てこないとなると、時代も性別も違う主人公がどう見えるかはわからないのですが（終始「他人事」にしか見えないかもしれません）、1945年3月10日の東京大空襲で自宅を焼かれ、家族を失った高木敏子さんが大人になってから書いた手記『ガラスのうさぎ』は、読みやすくて読書感想文が書きやすい定番の一冊です。今年は終戦から80年ですし、何かしら書くことはあると思います。

昨年2024年の本屋大賞受賞作で、この夏に文庫化されました。連作短編集なので読書慣れしていない人も読みやすいですし、題材がコロナ禍での生活など自分自身の体験と絡めやすいので感想文を仕立てやすいと思います。何より、お話がものすごくおもしろいです。主人公の成瀬が中学2年生のときに地元のデパートが閉店することに。地元のTV局が毎日そのデパートに来るというので成瀬が思いついたアイデアとは……捧腹絶倒です。

『レシピにたくした料理人の夢』は、難病で火を使えない少年が夢をあきらめず、工夫と努力で料理人を目指す感動の物語です。困難に立ち向かう勇気や希望、自分らしく生きる大切さを教えてくれます。夢を追う人すべてに勇気を与え、読書感想文にもぴったりの心温まる一冊。挑戦する力と優しさを感じられる感動作です。

漫画『君たちはどう生きるか』は、吉野源三郎の名著を原作にした感動の物語。主人公の成長と葛藤を通じて、人生や倫理、友情の大切さをわかりやすく描いています。美しい絵柄と深いメッセージが心に響き、子どもから大人まで幅広く支持。読むたびに新たな気づきがあり、自分らしい生き方を考えるきっかけになる必読の一冊です。

『小隊』（文春文庫）は、戦場での人間ドラマを深く描き出す名作です。小さな部隊に属する兵士たちの葛藤や絆、戦いの過酷さがリアルに綴られています。日常の中に潜む緊張感や恐怖、そして仲間との助け合いが胸に響き、戦争の悲惨さと人間の強さを考えさせられる作品です。読み応えのある物語が心に残ります。

『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』は、不思議な駄菓子屋を舞台にした心温まる物語です。毎回登場する個性的な駄菓子とその効果に惹き込まれ、読み進めるうちに登場人物たちの成長や人間模様に共感すること間違いなし。子どもから大人まで楽しめる内容で、想像力を刺激しながらも教訓が込められている点が印象的で、読み終えた後も、駄菓子屋の世界観が心に残る一冊です。

川端康成の作品です。短編小説ですので、読み終わるまでそれほど時間はかかりません。主人公の踊子は14歳と息子さんと同年代ですので、共感できる部分もあって読みやすいかもしれません。

野球の腕に自信のある中学生が主人公の小説、バッテリーはいかがですか。身近な内容で読みやすいのでおすすめです。

三国志が、戦国時代のお話で夢中になって読むことができます。色々な武将や色々な種類の戦術が出てきて、感情移入をすることができておすすめです。歴史の勉強にもなっておすすめです。

願いがかなうふしぎな日記はいかがでしょうか。主人公の光平が亡くなったおばあちゃんからもらった日記に願い事を書くと、不思議なことにそれが叶っていくという物語。ただ、日記に書けば何でも叶うわけではないことも学びます。日記の力に頼るだけでなく、自ら努力することの大切さを学び、成長していく姿が描かれているので読書感想文にぴったり。

『ソクラテスの弁明』がおすすめです。ソクラテスの弟子プラトンが、民衆裁判での師の自己弁明（古代ギリシアのアテナイでは弁護士はおらず、原告と被告がそれぞれ自分で民衆の前で主張を繰り広げました）を再現したものです。難しい用語など出てこないし、短いのですぐに読めますよ。「正義とは何か」「よく生きるとは何か」を考えるきっかけになります。

こちらのハリー・ポッターと賢者の石の本をおすすめします。20周年記念版で長く愛されているので読みやすいかと思いました。

登場人物のドロシーと臆病なライオンがキャラクターとして有名なオズの魔法使いです。冒険もので非現実的な内容で、わくわくしながら読んでくれるかもしれません。

主人公の十五人の少年は8～14歳と息子さんと同年代ですので、読みやすいかと思います。漂流しますが、最後は無事帰還するので読書感想文にしやすい内容です。

本年度の読書感想文課題図書に選ばれている『ぼくのねこポー』。絵がとても魅力的で引き込まれますし、お話も「自分の感想」が出てきやすいお話です。主人公の「ぼく」は道でかわいい猫を拾い、自分の飼い猫にすることにしました。しかし転校生の森くんが「うちの猫がいない」と言っています。「ぼく」はとっさに……自分だったらどうするか、自分がこのように行動したらどう感じるだろうかなど感想文のポイントてんこ盛りです。

言わずと知れた名作「若草物語」はいかがでしょうか。表紙がラノベ風で現代っ子には親しみやすそうですし、中の文章も軽めな印象です。それゆえに低年齢のお子さんには読みやすく理解しやすいと思います。ただ作品の長さもカットされている印象なので、本当の（完全版の？）若草物語を知る人から見れば物足りなさはあるかも。あくまでも読書慣れしていないお子さん用としてなら、おすすめできます。

こちらの本がオススメですけどストーリーも分かりやすいので小学校低学年のお子さんも読みやすいです｡読書感想文も書きやすいのでオススメです｡

こちらの風が強く吹いているはいかがでしょうか。駅伝を舞台にしたストーリーで、個性あふれる10人が強さや走ることの意味など様々な葛藤を抱えながらも箱根に挑む圧倒的な臨場感を感じられる作品で面白いですよ。読書感想文にぴったりだと思います。

私は小学生の時に読みました。ドロシー・臆病なライオンといったキャラクターが有名な作品です。竜巻で自宅ごと飛ばされてしまうのですが、最後は無事戻るハッピーエンドですので感想文が書きやすい内容です。

「十五少年漂流記」はいかがでしょうか。無人島に漂流した少年達が力を合わせて生活していく物語を描いた冒険小説で、児童向け作品ではありますが大人が読んでも読み応え十分な内容です。自分達の中から大統領を選んだり、油や甘味料を作ったり、自給自足だけでなく国造りの様相もあって、とても面白いです。普通に暮らしている現代人から見ると非日常の設定ですが、それゆえに想像力が活かされて楽しめる作品です。

ピーターラビットのおはなしが、うさぎなどの動物たちが、イギリスの畑やお庭で食べ物を食べたりするお話で、とても可愛くて、ほのぼのしていて、分かりやすくおすすめです。

こちらは短編連作で読みやすく、人の心は読めるが空気は読めない妖怪サトリが主人公で、サトリの不器用だけどまっすぐな行動や悩みに触れることで「自分だったらどうする？」と考えやすいです。短編形式なので特定の話を選んで感想文を書くこともできますし、タイトルのように自分の「目からウロコが落ちた」体験と重ねたり、「空気を読む」とは？どこまで周りに合わせすべき？などテーマ性も持たせやすく感想文にしやすいですよ。

「森に帰らなかったカラス」は、第71回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。自然と人間社会の関わりを通じて、生きることの意味や自由の大切さを考えさせられます。主人公のカラスが森に戻らず選んだ道には勇気と葛藤が描かれ、読者に深い感動を与える作品です。子どもから大人まで心に響くストーリーで、読書の楽しさを改めて実感させてくれます。

小学校高学年ならびりっかすの神さまはどうですか、主人公が転校してきた学校は成績至上主義の学校で、ビリになった人にしか見えない神様が現れる話なのですが、競い合う事より助け合うことの大事さを教えてくれる本で、主人公の年齢も近く感情移入しやすく読書感想文が書きやすいと思うのでおススメです

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今年の読書感想文課題図書に選ばれている「バラクラバ・ボーイ」はいかがでしょう。南アフリカの作家による作品の翻訳もので、若干「翻訳口調」が気になりますが物語はとても読みやすく、自分ごととして考えられるお話で、感想文が書きやすいです。転校生のトミーはなぜかバラクラバをかぶっています。好奇心をかきたてられた主人公のぼくと親友のドゥミは……クラスの面々が個性的で、誰かしらには感情移入できると思います。

昭和20年3月10日の東京大空襲で家族を失った女の子が、大人になってその体験を綴った本です。今は東京の下町の伝統産業となっているガラス職人の娘・敏子は、自分は疎開していて難を逃れましたが、東京にいたお母さんと妹たちを亡くしました。自宅の焼け跡から、お父さんが作ったガラスのうさぎが見つかりましたが、爆弾の熱でドロドロに溶けていました。さらにそのお父さんも……という筋です。事実の重みが胸に迫ります。

私は小学生の時に読みました。十五人の少年は8～14歳とお子様と同年代・漂流して最後は帰還するハッピーエンドなので感想文にしやすい内容である、という点でおすすめします。

「願いがかなうふしぎな日記 夢に羽ばたく夏休み」は、子どもたちの夢や願いをテーマにした心温まる物語です。夏休みを舞台に、日記を書くことで不思議な力が働き、主人公たちが成長しながら夢に向かって羽ばたいていく様子を描いています。子どもたちの想像力や希望を刺激し、読書の楽しさと自己成長の大切さを教えてくれる一冊です。わたしたちの本棚シリーズの中でも特に人気の作品です。